こんにちは、三村です。
本日は武道について語りたいと思います。
私は中学〜高校までずっと剣道をやっていました。剣道をずっとやりたいから将来の夢は警察官だったくらいには剣道が好きでした。
ただ、高校3年生の時に自分に課した目標を達成できなかったので、警察官を諦め税理士へと変えました。
警察官を諦めて税理士になったので、生半可な気持ちで剣道に向き合ってはいけないと思い、18歳から剣道はやっていません。
税理士として、ある条件を満たしたら剣道をやっていいルールにしてるので、はやく達成して剣道をまた始めたいですね。
さて、前置きが長くなりましたが
私には学生時代に通っていた道場で、ずっと尊敬している先生がいます。
ものすごい怖かった私の先輩達を、何度も嘔吐させ痙攣させたり、腕の骨を折ったり、現代では考えられないことをする先生でしたが、先生の教えは人生に活きるものでした。
剣道には、面、小手、胴、突きの4つの技があります。その中でも必ず「面」で勝てというのが先生の教えでした。
小手や胴は打った後のリスクが非常に少ないのに対し、面は相手の間合いに飛び込むので、色々な技で返されるリスクが大きいです。
大きなリスクを背負ってでも、勇気を持って飛び込む「面」で勝利してこそ価値がある。その体験が、人生でどんな苦難に直面してでも勇気を持って飛び込む1歩になるという教えでした。
武道とは身体だけではなく精神を鍛えるものだということを身に染みて感じました。
おかげで私は面のみで勝利する選手になり、苦難にも勇気をもって飛び込む1歩を手に入れたと思います。
面で勝つ選手になったからこそ、得意では無い勉強の世界に飛び込み、税理士にもなれたと思います。
先生に感謝ですね。
さて、剣道とよく比較されるもので柔道があります。
剣道はオリンピック種目に無いですが、柔道はオリンピック種目にあります。剣道がオリンピック種目に無いのは何故だか分かりますか?
それは、剣道連盟がオリンピック種目にすることを全力で拒否しているからです。
オリンピックはあくまで「スポーツ」であり、「武道」ではないのです。
スポーツとは相手に勝つのを目的とするものですが、武道とは己を鍛えるものであり、目的が違うのです。
武道は全て、礼に始まり礼に終わる。
相手がいてこそ試合ができるものであり、対戦相手への敬意を忘れてはいけません。剣道でガッツポーズなんて違反でしかありません。
柔道の試合で、最近は日本人選手すら勝利した後にガッツポーズをしている選手が多く、悲しい気持ちになります。
敬意を払えない試合は「柔道」ではなく「JUDO」であり、完全にスポーツとなってしまっている。それが嫌で剣道連盟は拒否してるんですね。
私も剣道はずっと武道であってほしいので
オリンピック種目にはならないでほしいと願っています。
10年経っても剣道への熱は冷めませんね。
早く再開できるようになりたいです。
それでは、また。