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2023年10月10日
節税という言葉に惑わされないで欲しい
望月大嗣
こんにちは、望月です。

今日は節税について書いていきたいと思います。

税理士業界に入ってから、多くの社長さんと話してきましたが、税金をたくさん払いたいという社長さんは誰一人としていませんでした。

それはそうですよね。できるならなるべく少ない方が良いです。

多くの社長さんから「すごい節税方法は無いですか」との相談を受けますが、即答で「ありません」とお答えしています。いくつかの合法的な節税についてはお伝えしていますが、すごい節税方法というのは現在の税法ではないのです。

そして世の中で出回っている節税商品のほぼ全てがただの税金の繰り延べでしかありません。
税金を減らすためには利益を減らす必要があり、キャッシュアウトを伴います。

はっきり言って、最低限の税金を支払って、会社に内部留保するのが賢明です。

多くの会社を見てきましたが、財務状態がよく、長く続いている企業は変な節税など絶対にしてません。企業経営というのは良い時ばかりではなく、悪い時も必ずあります。その時のために、内部留保をしっかりしておくべきなのです。

また、税金をしっかり払って利益を出していけば、銀行融資も受けやすくなりますので、その資金調達により、更に事業を成長させることも可能です。
僕は、税金を『銀行への広告宣伝費』と言っています。そう思えば、少しご納得頂けるかと思います。

税理士として、お客様の支払う税金をなるべく少なくなるように計算するのは当たり前です。
ただ、無駄なキャッシュアウトをせずに、最低限の税金を支払い、会社に内部留保をして、財務基盤を強めていくことが長く続く会社を作るためには一番大切だと断言できます。

税理士として、顧問先企業やお客様のことを誰よりも考えています。突然現れる詐欺師のような変な商品を売って逃げていく業者とは違います。顧問契約というのは生涯共にする覚悟なのです。その場限りの提案などは絶対にしません。

世の中には多くの情報が出回り、何を信じて良いのか分からないこともあるかと思います。そんな時は弊社にご相談ください。情報収集、勉強を怠らず、顧問先企業やお客様にとって信頼できる税理士事務所であり続けられるよう、日々、精進して参ります。
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